篠笛という楽器

篠笛(しのぶえ)は、篠竹という竹を用いた日本の横笛です。いつ出来たかはよくわかっていませんが、江戸時代より前からある横笛です。

篠笛は尺八やフルートと仕組みは同じです。、良い部分にうまく息が当たるように口の形を工夫し、息の量や速度をコントロールして吹きます。コツを掴むまではリコーダーのようには簡単に音は出ません。

内側は朱(赤)の漆、外側に両端を籐(とう)で巻いてあるものが一般的ですが、写真の黒い笛は漆塗りで、漆黒の深い艶が魅力的です。塗装や装飾にこれといった決まりはありませんが、見た目と音が一致するような一体感あるデザインであると楽器の魅力が一層引き立ちます。

頭部には篠笛の持つ音程が数字で記してあり、一本調子(長く音程が低い)から十三本調子(短く音程が高い)まであります。写真の笛は六本調子の篠笛です。持ちやすさと吹きさすさのバランスから最初は六本調子から始めることを勧めています。

篠笛には大きく分けて音階が吹ける調律がされていない(囃子用、お祭り用)と、調律されている(唄用)があります。篠笛教室はお祭りを教えているのでなければほとんどは唄用を使います。

囃子用の作り方では三味線や箏など他のメロディー楽器との合奏が難しかったことから、約70年前に指孔の大きさに変化をつけ、音階が吹きやすいように調律をするようになりました。篠笛が音階を得たことは革命的なことで、それまで難しかったジャンルの垣根を越え、篠笛の世界は大きく広がり今に至ります。

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